wbr要素

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wbr要素の役割

wbr要素は改行を行います。

wbr要素はHTML4.0で定義された要素ではなく、NetscapeNavigator2.0において採用された独自要素です。そのため、動作しないブラウザもあります。
また、この要素を使うべきではないでしょう。

wbr要素は、終了タグのない空要素で、配置した箇所で改行します。
改行を行うにはHTML4.0で定義されているbr要素を使いましょう。

wbr要素はFirefoxなど、一部のブラウザでは動作します。

wbr要素に設定できる属性

wbr要素はHTML4.0で定義された要素ではないため、以下の属性は、ブラウザによって動作が変わります。

属性名 意味
class クラス名。CSSを適用するときなどに使用する。
dir 文字表記の方向。左から右(ltr)と、右から左(rtl)を指定する。通常はltrなので、右から左へ表記する言語を使わないのであれば、指定しなくてよい。
id ID名。CSSを適用するときに使用する。
lang 言語コード。日本語、英語といった言語を指定する。html要素に記述してあれば、明示する必要はない。
style スタイルシートを直接記述する。
title 補足情報。テキストにカーソルを合わせるとtitle属性に指定した文字列をポップアップで表示する。

wbr要素の使い方

<p>この文章の途中で改行します。abcdefghijklmnopqrstuvwxyz<wbr>abcdefghijklmnopqrstuvwxyz</p>

この文章の途中で改行します。abcdefghijklmnopqrstuvwxyzabcdefghijklmnopqrstuvwxyz

上記のサンプルはアルファベットを2回繰り返して表示するものです。
アルファベットが一巡したら改行してもう一巡表示することを意図していますが、 InternetExplorerでは改行されずに表示されます。

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UpDate:2010-6-23