colgroup要素
colgroup要素の役割
colgroup要素は、任意の複数の縦列の設定を一括して行います。
table要素の開始タグ(もしくはcaption要素があれば、caption要素の開始タグ)の直後に配置します。
colgroup要素は、HTMLの構造を示す要素で、指定した列が同一グループであることを構造的に示します。col要素は、構造的な意味をもたず、スタイルシートなどの見栄えを指定するための要素です。なお、colgroup要素に内包できる要素は、col要素のみです。
colgroup要素に設定できる属性
属性名 | 意味 |
align | 行内のテキストなどのそろえを指定する。 |
char | 対応するブラウザがないため使えない。任意の一文字を基準とした位置揃えをする。 |
charoff | 対応するブラウザがないため使えない。char属性で指定した文字までの文字数を入力する。 |
class | クラス名。CSSを適用するときなどに使用する。 |
dir | 文字表記の方向。左から右(ltr)と、右から左(rtl)を指定する。通常はltrなので、右から左へ表記する言語を使わないのであれば、指定しなくてよい。 |
id | ID名。CSSを適用するときに使用する。 |
lang | 言語コード。日本語、英語といった言語を指定する。html要素に記述してあれば、明示する必要はない。 |
span | 列数を入力。連続した複数の列にまとめて適用する。 |
style | スタイルシートを直接記述する。 |
title | 補足情報。テキストにカーソルを合わせるとtitle属性に指定した文字列をポップアップで表示する。 |
valign | 縦方向の位置をそろえる。 |
width | 列の幅を指定する。 |
colgroup要素の使い方
<table border="1" width="100%">
<colgroup span="2" align="center" id="left"></colgroup>
<colgroup align="right" id="right"></colgroup>
<tr>
<td>データ1</td>
<td>データ2</td>
<td>データ3</td>
</tr>
</table>
左から2列は中央揃えで、右の1列は右寄せです。
※ただし、IEの互換表示でなければ上記のとおりには表示されません。理由は次の項目をご覧下さい。
データ1 | データ2 | データ3 |
列と行によるセルへの影響
列を操作するcolgroup要素やcol要素は、IE8であれば互換表示にしなければ、意図したような動作をしません。つまり、FirefoxやOperaといったほかのブラウザでは動作しないということにもなります。
なぜなら、セルへの影響を及ぼすのは列ではなく、行だからです。
つまり、上記の属性の殆どは指定した列内のセルに及ぼすことはなく、セルをまとめて操作したいのであれば、行グループを操作する要素によって指定する必要があるということです。
列に影響を及ぼすことができる属性は、border、background、width、visibilityの4つです。
→詳しくは「テーブル―CSS2リファレンス」をご覧下さい。
関連リンク
よく読まれている記事
- 右クリックメニューの表示が遅い【Information】
- 画像の一部にリンクを貼る(クリッカブルマップ【Dreamweaver】
- 一定時間でローテーションする広告【JavaScript】
- Dreamweaver【Dreamweaver】
- クリックした画像を拡大・縮小する【JavaScript】
UpDate:2010-3-10