address要素

Home>HTML>要素リファレンス>address

この情報はお役に立ちましたか?よろしければ皆様にもお知らせください。

  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック  

address要素の役割

address要素は、内包しているテキストが、そのウェブページの制作者の連絡先を示していることを表します。
address要素で囲まれたテキストは、ブラウザではイタリック体(斜め文字)で表示されます。イタリック体にしたくない場合には、スタイルシートを使って変更します。

連絡先とは、電子メールアドレス、住所、電話番号、制作者名などのことで、公開しても差し支えない範囲で表示します。

なお、この要素は、ブロックレベルの要素を含むことができません。ブロックレベルの要素とは、p要素やh要素などのことで、その要素の前後に別の要素を配置することはできません。ブロックレベル要素を配置した行は、すべてその要素の範囲となります。ブロックレベルの前後に配置した要素は、改行して表示されます。

address要素に設定できる属性

属性名 意味
class クラス名。CSSを適用するときなどに使用する。
dir 文字表記の方向。左から右(ltr)と、右から左(rtl)を指定する。通常はltrなので、右から左へ表記する言語を使わないのであれば、指定しなくてよい。
id

ID名。CSSを適用するときに使用する。

lang 言語コード。日本語、英語といった言語を指定する。html要素に記述してあれば、明示する必要はない。
style スタイルシートを直接記述する。
title 補足情報。テキストにカーソルを合わせるとtitle属性に指定した文字列をポップアップで表示する。

address要素の使い方

<address>It's a long way to the topの連絡先は(住所)(電話)まで</address>

address要素に示すのは、そのページの制作者への連絡先です。しかし、それ以外に連絡先であることを示すテキストも記述しても構いません。上のソースはブラウザ上では以下のようになります。

It's a long way to the topの連絡先は(住所)(電話)まで

関連リンク

よく読まれている記事

UpDate:2010-2-20

 

[不定期コラム] ウェブマスターの憂鬱

第3回:ウェブマスターに任命されやすい人とは?

ウェブマスターに任命されやすい人には、いくつかの条件があります。

  1. コンピュータに詳しいこと
  2. 全体を見通せる部署にいること
  3. 中小企業であること

条件1:コンピュータに詳しいこと

2010年現在ではWindows7も発売され、コンピュータの性能も格段に上がっています。Windows95なんて、処理速度も遅ければ、マイクロソフトのサポートも終わってしまった過去の遺物です。
それでも、96年当時は、世間をあっと言わせたOSで、あらゆる企業がこぞって導入し、コンピュータの新時代の幕開けといっても過言ではありませんでした。

Windowsには賛否両論ありますが、GUI※1による操作性の高さ、ソフトウェアをインストールすればワープロや表計算が使えるようになる簡便さ、そしてインターネットへの接続による情報収集の広がり、という画期的な機能を搭載していたコンピュータは、今まで詳しい人だけが使っていればいい、という敷居の高さを、一家に一台というレベルにまで引き下げるインパクトをもっていました。企業でも、コンピュータを使って仕事の能率を上げられるようになったことは間違いありません。

わたしは当初、もちろんWindowsを触ったことはありませんでしたが、配属された部署にはWindowsマシンが2台導入されていたので、必然的に使うようになりました。

まず覚えたのはMicrosoft ExcelとWordでした。ExcelとWordなら、Excelの方が文書を作るにも使い勝手がいいように感じたので、ちょっとした書類は大体Excelで作っていました。
Wordは処理が重いし、表組み(罫線)の操作はなれないと思い通りにいかないので、敬遠してしまう人も多いのではないでしょうか。
今ではWordの性能も上がっきているので、昔より使いやすくなっていると思いますが、文書を書くのはWordの方が適していると実感するには数年を要しました。

当時のわたしは、書類をExcelでつくるレベルなので、マクロ※2を使ったりVBA※3を組むなんていうことは思いもよらず、せいぜい関数を使ってちょっと複雑な計算をさせる程度でした。それでも、仕事をするには十分だったのです。

やがて、ExcelとWordを使っているうちに、Accessにも触れる機会が訪れました。最初、データベースという概念すらわかっていませんでしたが、これも使っているうちになんとなく理解していきました。

こうしたビジネスソフトは仕事で使うからこそ覚えられるのだと思います。もし、仕事で必要に迫られて使う、ということがなければ、そして試行錯誤する時間がなければ、ここまで使い方を覚えることはなかったでしょう。Accessなんて買うことすらなかったに違いありません。
だから、個人でビジネスソフトを使いこなそうとするならば、よほどの集中力が必要になるはずです。

数年後に思い立って、初級システムアドミニストレータ※4の資格を取得しました。その問題にはExcelやSQL※5といった実務的な操作の質問もいくつか含まれており、わたしにとっては普段仕事で使っていたので簡単だったのですが、これらの問題は参考書を見て紙の上で勉強したところで、何のことかさっぱり理解できないのではないかと思います。

このように、ビジネスソフトに慣れ親しむようになるうちに、世間一般では初心者レベルであるにも関わらず、会社の中では比較的コンピュータに精通した人、という位置づけになっていったのです。

※1: GUI
Graphical User Interfaceの略。ユーザが操作するための手段として視覚的・感覚的に操作できるように作られた操作系のこと。OSであれば、マウスを操作して画面上のアイコンをクリックすると動作する、という直感的にわかる操作系。対義語にCUI(Character-based User Interface)があり、マウスに対してCUIではキーボードからコマンドを入力して、その結果が画面に文字で出力される。
※2: マクロ
よく行う操作手順をマクロ言語で登録しておき、必要なときにそのマクロを指定することで処理を自動的に行わせることができる機能。同じ処理を複数回行うときに、その都度同じ処理をプログラムに書くよりもひとつのマクロを使いまわした方が作業者も楽になるし、プログラムもコンパクトになる。
※3: VBA
Visual Basic for Applicationの略。Microsoft社製のアプリケーションで利用できるプログラミング言語で、同社のプログラミング言語Visual Basicをベースにしたマクロ言語のこと。アプリケーションのもつ機能だけでは実現できない複雑な処理はVBAを使うことで実現できる。
※4: 初級システムアドミニストレータ
経済産業大臣認定の国家資格。試験はコンピュータ利用の基本的知識を問うもので、当初は就職活動に利用できるといわれ学生が学校卒業前に受けるケースが多かった。2009年に終了し現在では受けられない。
※5: SQL
Structured Query Languageの略。リレーショナルデータベース(現在使われているもっとも一般的なデータベース)の操作を行うための言語。SQL単独でデータベースを操作するのではなく、他のプログラミング言語の中でデータベースを利用する際に組み込まれる。MySQL、PostgreSQL、Oracle等々はSQL言語で操作できるデータベース。Accessでも使われている。

ウェブマスターの憂鬱コンテンツ

  1. ゼロから始める!?ウェブマスター
  2. まずはタイピングを覚えよう!
  3. ウェブマスターに任命されやすい人とは?
  4. 中小企業の管理部門に所属せよ