ローカルマシンにウェブサーバの実行環境をつくる
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自分のコンピュータ(ローカルマシン)で、外部サーバにあげたときと同じようにブラウザで動作するように、ウェブサーバを構築します。
必要な実行環境として、ウェブサーバ、PHP、Perl、MySQL、phpMyAdminの5つのインストールを行います。
今回使用したソフトウェアのバージョン
- Apache2.2.15
- Perl5.10.1.1007
- php5.3.2
- MySQL5.1.46
phpMyAdmin
Perlのインストール
Perlは、動的なウェブサイトをつくる際に用いられるインタプリタ型のフリーのプログラミング言語の一つで、PHPと並び非常によく使われています。主にUNIXで使われており、Windows版はActivePerlという名前で配付されています。
Perlのダウンロード
Perlの配付元である、「ActiveState」にアクセスします。
[ActivePerl]のページにジャンプし、[Download Now]と書かれているバナーなどをクリックして、ダウンロードページに行きます(ダウンロードページへの行き方はサイトのリニューアル等によって変わるので明示しません)。
64ビット版のOSを使っていなければ、[ActivePerl ~ for Windows (x86)]というバージョンをダウンロードします。
64ビット版の場合は、[ActivePerl ~ for Windows (64-bit, x64)]という記述になっています。
ダウンロードする際にメールアドレスを求められますが、これは無視しても問題ありません。
Perlのインストール
ダウンロードしたファイル(この場合は、ActivePerl-5.10.1.1007-MSWin32-x86-291969.msi)をダブルクリックして実行します。
「ActivePerl License Agreement」が表示されるので、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックをして[Next]をクリックします。
「Custom Setup」が表示されます。インストール内容は変更する必要はありませんが、インストール先は場合によっては変更します。変更する場合は、[Browse]をクリックします。
通常、インストール先は「C:\Perl\」でいいでしょう。
「Choose Setup Options」が表示されたら、[Add Perl to the PATH environment variable]と[Create Perl file extension association]にチェックを入れ、[Next]をクリックします。
「Ready to Install」と表示されたら[Install]をクリックします。インストールが始まります。
以下の画面はActivePerlのインストール中であることを示しています。これが終わるまでは放っておきます。
「Completing the ActivePerl ~ Setup Wizard」と表示されたら、インストールは完了です。[Finish]をクリックします。
Perlの動作確認
Perlがきちんとインストールされたかどうかを確認します。
コマンドプロンプトを起動([スタート]->[すべてのプログラム]->[アクセサリ]->[コマンドプロンプト])し、以下のように入力します。
perl -v
Enterキーを押して、以下のように表示されたインストールは成功です。
This is perl, v5.10.1 built for MSWin32-x86-multi-thread
(with 2 registered patches, see perl -V for more detail)
Copyright 1987-2009, Larry Wall
以上のメッセージは、ActivePerlのバージョンによって変わります。
DBDモジュールのインストール
PerlからMySQLを操作するためのDBI/DBDモジュールをインストールします。
DBIは最初からインストールされていますが、DBDはインストールされていないので、以下の手順でインストールします。
モジュールのインストールには、Perl Package Manager(PPM)を利用します。
コマンドプロンプトを起動([スタート]->[すべてのプログラム]->[アクセサリ]->[コマンドプロンプト])し、以下のように入力します。
ppm
ActivePerl 5.10は、GUIのインターフェイスを備えており、上記のコマンドにより、そのインターフェイスが起動します。
これは、[スタート]->[すべてのプログラム]->[ActivePerl]->[Perl Package Manager]からも起動できます。
PPMが起動したら、左上のアイコン「View all packages」をクリックします。
パッケージのリストが表示されるので、その中から[DBD-mysql]を右クリックし、[Install DBD-mysql]をクリックします。
上部のメニューにある[file]から、[Run Marked Actions]をクリックすると、選択したパッケージのインストールが始まります。
次は、ウェブサーバソフト「Apache」のインストールです。
関連リンク
- ローカルマシンにウェブサーバの実行環境をつくる(2)Apacheのインストール
- ローカルマシンにウェブサーバの実行環境をつくる(3)PHPのインストール
- ローカルマシンにウェブサーバの実行環境をつくる(4)MySQLのインストール
- ローカルマシンにウェブサーバの実行環境をつくる(5)phpMyAdminのインストール
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UpDate:2010-4-30