サイトを検索エンジンに登録する
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ウェブサイトを公開したら、多くの人に見てもらいましょう。
多くの人に見てもらうには、
- 検索エンジンに登録する
- 宣伝する
という2通りの方法があります。
2の宣伝は、いろいろな掲示板などで自分のウェブサイトの告知をする、というものです。
「新規作成のウェブサイトの告知用掲示板」などで告知するのはいいのですが、告知用の掲示板以外で宣伝すると嫌がられますので気をつけましょう。
ここでは、1の検索エンジンに登録する方法を紹介します。
検索エンジンの種類と特徴
検索エンジンには、大きく分けてロボット型とディレクトリ型があります。
ロボット型検索エンジン
ロボット型検索エンジンとは、クローラーというプログラムによって、各ウェブページを巡回させ、そのページをデータベースに登録して、ユーザが検索エンジンを使って検索するときに、そのキーワードに合致するページを表示させる仕組を持った検索エンジンのことです。
クローラーの動作は、プログラムによって制御されているため、すべての作業は自動的に行われます。そのため、人の手を介さないという点で効率的ではあるものの、プログラムのアルゴリズムを推測されてしまうと、内容のないコンテンツであっても検索エンジンの上位に表示させることができるようになってしまいます。
この問題は、検索エンジンスパムと呼ばれており、このために検索エンジン側では、スパムに該当するサイトは登録しないように、常にアルゴリズムに修正を加えています。
代表的なロボット型検索エンジンは、GoogleやMSN(Bing)です。
ディレクトリ型検索エンジン
ディレクトリ型検索エンジンとは、カテゴリを設定して、そのカテゴリごとにサイトを登録してある検索エンジンです。ユーザは、カテゴリをたどって自分の知りたいサイトを見つけます。ディレクトリ型検索エンジンは、人の手を介してカテゴリに登録しているため、ロボット型検索エンジンよりも審査が妥当であるといわれています。
代表的なディレクトリ型検索エンジンは、Yahoo!JapanやODPです。
Google、Yahoo!Japan、MSN(Bing)に登録する
Googleに登録する
Googleのトップページから、「Googleについて」→「コンテンツをGoogleに送信する方法」に移動します。
右側「まずはじめに」の部分に「1.URLを送信してGoogleのインデックスに登録する」と書かれているので、その「URLを送信」のリンクをクリックします。
URLのボックスに、登録したいサイトのURL(http://~/)を入力します。
備考のボックスに、簡単なサイトの説明文を書きます。
最後に、下に表示されている数字を入力して、「URLを追加」をクリックします。
送信したURLは、Googleのクローラーが巡回するタイミングでGoogleのデータベースにインデックスされます。ウェブサイトがGoogleに反映されるには4週間程度かかることがあります。その日のうち、または2~3日中に登録される、ということはほとんどないので、気長に待ちましょう。
Yahoo!Japanに登録する
Yahoo!のトップページから、右上の「カテゴリ一覧」をクリックします。
自分のサイトが属するカテゴリを選び、カテゴリの表示に自分のサイトに関するものがなくなるまで、カテゴリをたどっていきます。
ページの右上にある「サイトの登録・変更」をクリックします。
「サイトの登録」のテキストボックスに、登録したいサイトのURLを入力し、「サイト登録前の確認」をクリックします。
「登録するカテゴリの確認」画面で、間違いないことを確認したら、「同意事項に進む」をクリックし、「はい」をクリックします。
MSN(Bing)に登録する
Bingの登録ページにアクセスします。
「文字」の欄に、表示されている文字を入力し、登録したいURLをテキストボックスに入力して、「URLの登録」をクリックします。
サイトマップを検索エンジンに登録する
サイトマップとは、サイトのページの一覧表です。
検索エンジンのクローラーは、普通、各ページに書かれているリンクをたどって、データベースに情報を登録(インデックス)していきます。
そのため、どこからもリンクされていなかったり、1ページからしかリンクしていなかったり、サイトのページ数が膨大だったりすると、うまくインデックスされないことがあります。
サイトマップを用意すると、検索エンジンがサイトマップを読みこんで、そこに書かれているページを巡回して、効率よくインデックスを行うことができるようになります。
サイトマップを用意する
サイトマップは、テキストファイルでつくる場合と、xmlでつくる場合があります。
テキストファイルでサイトマップをつくる
テキストファイルに、一行に1ページ分のURLを書きます。
このときのURLは、http://~からはじまる完全なURLにします。
xmlでサイトマップをつくる
xmlでサイトマップをつくる方が、より検索エンジンには望ましいとされています。
書式は後述しますが、サイトマップを自動的に作ってくれるツールがありますので、そちらを利用しましょう。
→「サイトマップを自動的に生成するツール:FC2サイトマップ」
(URLのボックスに、サイトマップを生成したいサイトのトップページのURLを入力して「送信」をクリックします)
<?xml version="[バージョン]" encoding="[文字コード]"?> <urlset xmlns="[プロトコル標準]"> <url> <loc>[URL]</loc> <lastmod>[日付]</lastmod> <changefreq>[更新頻度]</changefreq> <priority>[優先順位]</priority> </url> </urlset>
<?xml version="[バージョン]" encoding="[文字コード]" ?>
xml宣言です。xml文書の先頭には必ずxml宣言をしなければなりません。
使用するxmlのバージョンと、文字コードを指定します。
versionには、xmlのバージョンを指定します。xmlのバージョンには、現時点で1.0と1.1があり、主流は1.0なので、version="1.0"とするのが一般的です。
また、検索エンジンが理解する文字コードがUTF-8なので、ファイル自体もUTF-8で保存します。encoding="UTF-8"として、UTF-8で記述していることを示します。
<urlset xmlns="[プロトコル標準]">~</urlset>
サイトマップの最初と最後に記述します。
html文書でいう、<html>~</html>のようなものです。
プロトコル標準とは、そのサイトマップで使われている記述方式のルールを示したものです。現時点では、0.90が最新です。
xmlns属性には、そのサイトマップのプロトコル標準が保存されているURLを示します。0.90の場合は、以下のURLを指定します。
http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9/
<url>~</url>
1つのページにつき1つ設定します。
以下のタグはurlタグ内に全て収まります。
<loc>~</loc>
各ページのURLを記述します。
URLは2,048文字以下で入力し、末尾はスラッシュが必要になります。
<lastmod>~</lastmod>
そのファイルを最後に更新した日付です。
日付の指定方法は、W3CのDatetime形式に準拠していますが、時刻を省略した、「YYYY-MM-DD」(西暦-月-日)で記述することも可能です。
<changefreq>~</changefreq>
そのページの更新頻度を示します。この値に基づいて検索エンジンは、そのページをクロールしますが、検索エンジンによっては、実際の更新頻度を参考にしてクロールの頻度を決定する場合もあります。
always | アクセスするたびに更新される |
hourly | 1時間ごとに更新される。1時間に1回以下クロールされる。 |
daily | 毎日更新される。トップページに設定することが多い。 |
weekly | 毎週更新される。 |
monthly | 毎月更新される。 |
yearly | 毎年更新される。1年に1回以上クロールされる。 |
never | 更新されない。アーカイブなどのページに使う。ただしクロールは定期的にされる。 |
<priority>~</priority>
他のページと比べた場合の、そのページの優先度を示します。
検索エンジンのクローラに、どのページがそのウェブサイトの中で重要であるかを知らせます。値は、0.0~1.0の間で指定し、デフォルトでは0.5になっています。
これによって検索結果に影響が出ることはないようです。また、全てのページの優先度を1.0にすることは、クローラを混乱させてしまうので、やるべきではありません。
基本的にはトップページやサイトマップ等の更新頻度の高いページの優先度を上げ、他は0.5等の通常の優先度にします。
Googleにサイトマップを登録する
サイトマップファイルを適当なフォルダに保存してアップロードします。
Googleアカウントを登録(無料)して、「ウェブマスターセントラル」にアクセスします。
そのうちの、「ウェブマスターツール」に移動し、「サイトを追加」をクリックして、サイトマップを登録したいウェブサイトのURLを追加します。
サイトが追加されたら、一覧からそのサイトをクリックし、「サイト設定」→「サイトマップ」をクリックします。
「サイトマップを送信する」をクリックして、サイトマップファイルのURLを入力して「サイトマップを送信」をクリックします。
後は、Googleのクローラがサイトマップを読みこんで、そこから各ページを辿るのを待ちます。
Yahoo!にサイトマップを登録する
Yahoo!JapanのIDを取得(無料)し、「サイトエクスプローラー」にアクセスします。
登録したいURLを「管理サイトに追加」に入力して、「管理サイトに追加」をクリックします。
管理サイト一覧に追加されたら、「未認証」をクリックします。「認証用ファイルダウンロード」をクリックして、ダウンロードしたファイルをサイトのルートフォルダ(トップページのHTMLファイルのある場所)に保存してアップロードします。
アップロードしたら、「認証開始」をクリックします。
次に、左の「管理サイト詳細」メニューから、「フィード」をクリックします。
「サイトマップフィード」の欄に、サイトマップファイルのあるURLを入力して、「送信」をクリックします。
以後は、Yahoo!Japanのクローラーがサイトマップを読込むのを待ちます。
MSN(Bing)にサイトマップを登録する
MSN(Bing)には、検索エンジン側にサイトマップを認識させるための特別なツールがありません。そこで、HTMLファイルのヘッダー情報に、サイトマップのURLを記述します。
<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="ROR" href="sitemap.xml" />
上記は、サイトマップファイルがルートフォルダにある場合の、index.htmからの指定です。
この方法は、他の検索エンジンにおいても有効なので、指定しておきましょう。
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UpDate:2009-11-16