オプション領域を使ったテンプレートをつくる

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テンプレートをつくるときに、オプション領域とテンプレート式の2つを覚えておくと、より臨機応変なテンプレートを作成することができます。

今回は、オプション領域について解説します。

オプション領域とは

通常、テンプレートに設定した内容は、ドキュメント側で変更することはできません。
しかし、オプション領域を設定すると、ドキュメント側で与えたパラメータによって、生成されるHTMLコードを変更することができます。

パラメータがheader='a'の場合は緑にする

パラメータがheader='b'の場合は赤にする

上図のように、コンテンツによってヘッダの色を変えたい場合、オプション領域を使わない場合であれば、ヘッダが緑の場合と赤の場合の2種類のテンプレートをつくる必要がありました。

しかし、オプション領域を使うと、headerにaが指定されていれば緑、bが指定されていれば赤、という条件分岐を設定できます。

表示・非表示の2パターンの条件分岐

まず、表示するか、表示しないかの2択から選択できるオプション領域のつくり方を説明します。

なお、オプション領域を生成する場合には、コードビューで操作した方が正確に設定できます。

テンプレートファイルで、このオプションを適用したい領域を選択するか、マウスカーソルを置いた状態で、[挿入]->[テンプレートオブジェクト]->[オプション領域]を選択します。

新規オプション領域

[新規オプション領域]ダイアログボックスが開きます。
[基本]タブの[名前]欄にオプション領域の名前を半角英数字で付けます。

[初期設定では表示]にチェックを入れておくと、新規生成したドキュメントでは、予めこの領域に指定した部分が表示されるようになります。

[OK]を押すとオプション領域が生成されます。

ソースコードでは以下のようになります。

オプション領域を指定したソース

オプション領域をつくると、選択した部分は、

<!-- TemplateBeginIf cond="名前" -->内容<!-- TemplateEndIf -->

という文字列が挿入され、headタグ内に、

<!-- TemplateParam name="名前" type="boolean" value="true" -->

という文字列が挿入されます。

表示/非表示を切り替える

ドキュメント側で、[修正]->[テンプレートプロパティ]を指定します。
[テンプレートのプロパティ]ダイアログボックスが開きます。

テンプレートのプロパティ

先ほど生成したオプション領域名が表示されているので、それを選択します。
[[名前]を表示]という選択肢が下に表示されます。
このチェックをはずすと非表示に、チェックを入れれば表示になります。

パラメータによる複数の条件分岐

パラメータに値を指定して、その値によって表示する内容を変える方法です。

まず、オプション領域を設定したい箇所を選択するかマウスカーソルを置き、[挿入]->[テンプレートオブジェクト]->[オプション領域]を指定します。

新規オプション領域

新規オプション領域ダイアログボックスが表示されたら、[基本]タグで[名前]を入力します。

表示・非表示の2択のオプション領域が設定されます。

次に、コードビューにして、ソースコードを表示します。
下の図のようなコードができています。

オプション領域2択のソースコード

このコードのtype="boolean"を、type="text"に、
value="true"を、value=""に、それぞれ変更します。

また、bodyタグ内の、cond="オプション領域名"の部分を、
cond="オプション領域名=='パラメータ'"に変更します。
以下の図では、OptionalRegion1=='a'という値に変更しています。

オプション領域複数選択肢に変更

さらに、他のパラメータを追加するには、[挿入]->[テンプレートオブジェクト]->[オプション領域]をクリックし、新規オプション領域を作成します。
2つ目からは、[詳細]タブを表示します。

[式を入力]欄に、オプション領域名=='値'と入力します。
下の図では、OptionalRegion=='b'と入力しています。
[OK]をクリックします。

新規オプション領域の詳細タブ

ソースコードでは以下のようになります。

オプション領域に式を指定した場合のソースコード

パラメータを与えて表示/非表示を切り替える

ドキュメント側で、[修正]->[テンプレートプロパティ]をクリックします。
[テンプレートのプロパティ]ダイアログボックスが開きます。

テンプレートのプロパティの操作

設定したオプション領域名が表示されているので、それを選択すると、下にパラメータを入力するテキストボックスが表示されます。

ここに条件に指定したパラメータを入力すると、その条件に合致した内容をドキュメント側で表示します。

「aまたはb」、「aかつb」の条件分岐

オプション領域の条件分岐に設定する式に、「aまたはbのとき、表示する」「aかつbのとき、表示する」(a、bはパラメータ)という複数の条件を指定することができます。

bodyタグ内のTemplateBeginIfに、以下のように式を書きます。

<!-- TemplateBeginIf cond="a=='PARAM'||b=='PARAM'" -->
<p>表示する</p>
<!-- TemplateEndIf -->

上の式は、aというパラメータにPARAMという値を設定しているか、もしくはbというパラメータにPARAMという値を設定している場合に、「表示する」という文字列を表示します。

<!-- TemplateBeginIf cond="a=='PARAM'&&b=='PARAM'" -->
<p>表示する</p>
<!-- TemplateEndIf -->

上の場合は、aというパラメータにPARAMという値を設定していて、かつbというパラメータにPARAMという値を設定しているときに、「表示する」という文字列を表示します。

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UpDate:2011-3-4