デバイスの表示名を変更する

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外付のUSBデバイスなどを複数つけていると、最後に「ハードウェアの安全なとりはずし」で選択するときに、どのデバイスだったのかがわからなくなり、はずす必要のないデバイスをはずしてしまうことがあります。
自分ひとりの個人用のコンピュータならまだいいのですが、会社等で複数の人が使っており、USB接続のHDDをバックアップなどの用途で常に接続しているような状況の場合、うっかり誰かがはずしてしまうと他の人が困ってしまいます。

最もよい対処法は、「ハードウェアの安全なとりはずし」に該当のデバイス名を表示させなくすることですが、それはコンピュータの仕様でできないようになっているようです。

そこで、次善の策として、「USB大容量記憶装置デバイス」という表示名を、わかりやすい名称に変更することで、とりはずすときに間違えないようにすることにしました。

※この方法はレジストリを書き換えます。実行結果によりコンピュータが異常動作する可能性もあります。十分な知識のない状態で操作しないでください。

デバイスのIDを確認

マイコンピュータを右クリックし、「プロパティ」を選択して、「システムノプロパティ」の「ハードウェア」タブから、「デバイスマネージャ」をクリックして、デバイスマネージャを開きます。

システムのプロパティを表示

デバイスマネージャを起動

今回は、USBメモリの名称を変更するので、「USB(Universal Serial Bus)コントローラ」をクリックし、一覧から該当するUSBデバイス名を右クリック→「プロパティ」を開きます。

デバイスマネージャから該当するUSBデバイスのプロパティを開く

「詳細」タブを開き、プルダウンメニューのうち、「ハードウェアID」と「デバイスインスタンスID」を選択し、それぞれ表示された値をメモしておきます。

ハードウェアIDの確認

▲ハードウェアIDの確認

デバイスインスタンスIDの確認

▲デバイスインスタンスIDの確認

この「ハードウェアID」と「デバイスインスタンスID」は、該当のレジストリを探すときに必要になります。

レジストリエディタで名称を変更

レジストリエディタを起動します。「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「regedit」と入力します。

スタートアップからファイル名を指定して実行

レジストリエディタを起動

レジストリエディタが起動したら、「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Enum」→「USB」と辿ります。

レジストリエディタから該当のレジストリに移動する

先ほどメモした「ハードウェアID」と同じものを選んで右クリック→「アクセス許可」をクリックします。デフォルトではレジストリの変更ができないようなっているので、ここで一時的にフルコントロールにチェックを入れてレジストリを操作できるようにします。

一時的にレジストリを操作できるようにアクセス許可をする

次に、先ほどメモした「デバイスインスタンスID」と同じものを選びます。
レジストリエディタの右側に設定されているキーが表示されます。一覧の中に「FriendlyName」という値がなければ、空白の部分で右クリック→「新規」→「文字列値」をクリックします。

「FriendlyName」と入力します。

レジストリにFriendlyNameを追加

作成した「FriendlyName」をダブルクリック(又は右クリック→「修正」)により「文字列の編集」ボックスを開き、「値のデータ」欄に表示させたい名称を入力します。

FriendlyNameに好きな名称を入力

「OK」を押したら完了です。
試しに、タスクバーの「ハードウェアの安全なとりはずし」をクリックして表示を確認します。

外付デバイスの名称変更を確認

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UpDate:2010-1-20